2005年06月05日

ぬか床のお手入れはこまめに

ぬか床のお手入れはこまめに ぬか床をそのまま放置しておくと、酸素がなければ繁殖できない乳酸菌が死滅し、逆に酸素を必要としない酪酸菌という悪臭のもとになる菌が繁殖してしまいます。漬物の液の表面にカビのような白い膜をつくるのは産膜酵母です。 この酵母は、漬液の中に折角できた糖分、アミノ酸、乳酸などをえさにして繁殖し、漬けた野菜を軟化させて風味を損なう有害な酵母です。
しかも、20%の食塩水中でも衰えない厄介ものです。発生したらすかさずすくい取り、ビニール・フィルムで液面と空気を遮断するようにしなければなりません。
ぬかを混ぜることによって、酸素がまんべんなくぬか床に行きわたり、ぬか床がリフレッシュするのです。
なお、水がたまったぬか床も酸素が中まで入りにくいので、水はこまめに取り出しましょう。
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2005年06月03日

乳酸菌は生きている


乳酸菌は生きているので空気が必要です 乳酸菌は空気を好みますから、漬床に絶えず新鮮な空気を送ってやらねばなりません。ぬかみそ済を毎日かき混ぜるのはこのためです。
もし手入れを怠れば、空気の嫌いな酪酸菌がはびこって酪酸臭を生じ、漬物の風味を悪くします。折角の漬床を捨てる破目になります。
乳酸菌は塩に強い
乳酸菌は塩分に強く、10%の濃度でも盛んに繁殖しますから、塩を加えて他の悪玉菌の生育を抑え、有用な乳酸菌の活動を助けねばなりません。
漬物の種類や貯蔵期間、食用期によって、適切な食塩量を決めることが大切です。

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2005年06月02日

乳酸菌とは


乳酸菌とは

糖(炭水化物)を分解して主に乳酸を作り出すことによって  エネルギーを得ている、いろいろな種類の微生物の総称。
漬物の乳酸菌は、ラクトバチルス・プランタルム(右写真)というもので野菜を漬けるとその表面に付着する有用菌。整腸作用に大きな効果があり、乳酸菌の増殖した食品を摂ることは、元々いる腸内乳酸菌の増殖を促す働きがあり、漬物に多い繊維も腸内乳酸菌の増殖に大きな力がある。乳酸菌は糠で漬けられた漬物に特に多く含まれています。

「ぬか床」は、野菜などについていた乳酸菌や酵母が入って増殖し、発酵することによって風味を醸し出します。このように熟成された床で漬かった「ぬか漬け」を食べることは、乳酸菌飲料を飲むことと同じような効果があります。乳酸菌は腸の中で、悪玉菌を攻撃したり、ビタミンをつくり出したりします。おなかの調子も良くなり、免疫も高まります。
「ぬか床」には酵素も多く含まれていて、その酵素たちは「ぬか漬け」にもたくさん吸収されています。それらは、体の消化を助ける働きもします。
整腸作用
整腸作用
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2005年06月01日

ぬかにはビタミンB類がたくさん

ぬかにはビタミンB類がたくさん
「ぬか」にはビタミンB類が多く含まれているので、「ぬか漬け」にすると「ぬか」の栄養素も野菜に染み込みます。
特にビタミンB1は、豚肉やきな粉に多く含まれていますが、他の食品にはあまり多く含まれません。水なすを「ぬか漬け」にすると、ビタミンB1は漬ける前の約5倍に増加します。

ビタミンB類が足りなくなると、体内に水分がたまり、全身がむくんだり、動悸・息切れ、手足のしびれなど末梢神経に異常が起きたり、食欲不振、スタミナ不足で疲労しやすくなったり、いらいらしたりします。頭や体を使いすぎた時にはぬか漬けを食べると良いですよ。またアルコールをアセトアルデヒドに分解するときに必要なのもビタミンB1 だ。

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